2014/5/17   ロケハン&ハイキング
 ロケハン?も兼ねてJR東日本「小さな旅」神奈川・伊豆駅からハイキングのコースに一部参加(無料です)。JR逗子駅から鎌倉駅に至る全コースを踏破すると約8.5キロメートル、所要時間3時間半以上となかなかヘビーなので、1/3くらい行って折り返すことにした。鎌倉〜逗子あたりは過去に散々歩いたので道程は良く知っているが、歩いたことのないコースもあって楽しかった。逗子の海岸縁は潮が引いているのか、潮だまりで遊ぶ家族連れが多かった。
 とっちり陽射しを浴びて、序盤から海岸線から披露山公園への登りルートに汗をかく。かつて山ヤだったとは思えない息の切れように年月を感じるなぁ。チクショー。「小さな旅」参加の一般客がもの凄く多く狭い登りのハイキング路は大渋滞。しかしもっと若い頃ならすいすいと追い抜いて登れもしたが、先行する爺様を抜けないこちらも衰えぶり。しかししょっぱなからこの登りルート設定は高年齢者だとけっこうきついと思われる。ここの展望台は何度か来たことがあり、展望台直下に駐車場があるので17時まで(以降は駐車場閉鎖)なら車でも上がれる。過去よりは樹木の背丈が延びて視界が悪い感もあるが眺めもほとんど変わらない。
 披露山は山を削り馴らして造った超高級邸宅街があり、ハイキングコースはその中を通って鎌倉市外に降りるように設定されている。目も眩むセレブな別世界ルートだ。全ての区画が思い思いに贅をつくした注文大邸宅。敷地も広い家も車庫もでかい。我が自宅より広そうな駐車場に高級外車が何台も並んでいるのを見ると、徒歩している私は何をやっているんだろうと目眩がする(披露山公園展望台から、手前邸宅外、逗子マリーナから江の島方面)。
 好天にめぐまれ、良い風に吹かれ、日頃の運動不足が少しは解消されたかな。帰る途中、上野駅のバルでごほうビール。
   

   
2014/5/10  エアコンのお手入れ

ビニールで準備

洗浄剤噴霧

大型機にはちと足りない
 
 というわけで、夏に向けて自部屋のエアコンのお掃除。冷暖仕様とはいえ我が住処の冬は、灯油のファンヒーターでないと火力が足らないからもっぱら冷房しか使わない。つまり3ヶ月くらいの使用であとは寝ているから、設置以来かなり中が汚れていた。連休中にちょっと掃除したけど黒い埃がバラバラ落ちて挫けた。掃除機で吸引だけでは歯が立たないようだ。
 近場のホームセンターでは冷却アルミフィン用のクリーナーはあるのだが、シロッコファンのそれがない。冷却フィンはエアコンに内部クリーニング機能が付いているが、問題は風を送るファンの汚れの方なんだよな。ファンの汚れは間違いなく埃とカビ。冷房を使用したときにファンに結露してそれが埃を吸着、適度に湿っていてカビ発生。
 確か以前東急ハンズでシロッコファンのクリーナーをみかけた気がしてネットで探すと、それらしいのを発見したのでまずは自家清掃といきますか。この時期、専門業者によるエアコンクリーニングのチラシがよくポスティングされているが、なかなかのお値段だ。家に設置された複数のエアコンをまとめて依頼すると2台目からは割引価格とかなんだけど、自分の手を汚さない、人に頼むというのはお金がかかるのだ。
 クリーナーはファンの汚れを浮かして流すムース洗浄剤と、汚れと泡を洗い流すリンスの2本ひと組。親切なのは業者がそうするように、エアコンの下部全体を覆い、流れ出た汚れ汁を受け止める専用のビニール袋が付属していること。
 まずはビニール袋を両面テープで室内機本体に止めて漏れが出ないように入念に養生したあと(カビ汁ブシャーッとならないように)、スプレーする。マスクとゴーグルをして自分の防備体制もばっちり。汚れが流れ落ちるまで2〜30分放置の後、リンススプレーで洗い流して終了。念のためさらに水をスプレーしてしばらく送風運転で内部を乾かせば完了という手順。しかしやっていて思ったのはどうみても噴霧している薬剤が足りないと感じこと。
 結果だけど、毎年きちんとクリーニングしているエアコンならひと組のセットで十分だと思うが、私のエアコンは何年も本格的に掃除してなかったため汚れが溜まっている。そんな場合は一度のクリーニングで完璧というのは無理というのがわかった。なにより使い切るまで噴霧して下さいのスプレー薬剤がアッという間に無くなり、とても足らないのだ。スプレー缶ひとつがこんなに早くカラになるとは。とくにリンス剤は汚れが流れ落ちきらないうちに中身が無くなった、この中途半端な後始末をどうしてくれるよ状態。今回は自部屋用の小型のエアコンだが、リビングに設置するような大型の室内機だと送風ファンのサイズも大きいからやはり軽い汚れでもひと組では足りないだろう。しかしキャッチに「プロも絶賛」とあるが、洗浄力はなかなかだと思った。汚れを溜めたこのエアコンで8割方落ちているから優秀か。なにより業者まかせでは不可能な、自分で納得するまで洗浄というのが可能だ。
 リンス液はアルコール成分らしく、このあと水を霧吹きでスプレーしたくらいでは汚れが流れ落ちない。高圧の噴霧器が(園芸用の圧縮噴霧器とかケルヒャーとか)必要だ。こういう道具周りがが専門業者領域だなぁ。最初からふた組くらい買えば良かった。しかし何事もやってみないとわからない。結局細かい汚れを棒や指を突っ込んで拭ききるなんて丁寧にやっていると半日がかりだった。
 ファンがクリーニングできるスプレーセットは定価で3,000円切るくらいだろう。ネットでもう少し安く買えるのでふた組でも5000円ちょいか。
 GW中は3月に戻ったかのような肌寒い日も来たが、ようやく衣類や寝具も冬物を片づけた。
  
   
2014/5/3   GW行楽

芝桜の向こうに武甲山

なかなかの人出です。
 
 嫁様と約束してあった秩父の芝桜を見に行く。昨晩は寒い思いをしたが、今日は車のエアコンを効かせないと走れないくらいの陽気だ。
 秩父は夜祭で何度も出かけているおかげで裏道を知っているので、羊山公園北側まではすんなり行けるのだが、それ以前、花園インターを降りて長瀞、秩父方面に向かう行楽客がかなり多く、寄居を過ぎるまで渋滞にはまる。そこから先は順調。現地に接近すると羊山公園南側にある芝桜の丘の直近駐車場に案内され、徒歩300メートルくらいで芝桜の丘に入れた。しかしまぁ驚くほどの人の多さ。新緑と芝桜のコントラストも目に目映く、快晴で素晴らしく心地よい行楽を楽しんだ。
 昨晩の雨でカメラを濡らしたこともあり、乾燥させるため一眼デジは休養日だ。したがって今日の撮影は全てコンデジ。記念写真で日中シンクロもこなす多芸ぶり。

  
   
2014/4/29   萌え絵乱舞
 秋葉原UDX、AKIBA_SQUAREで開催している、第4回「絵師100人展」に出かける。これは4回欠かさずに観覧してきた。
 ここでいう現代の「絵師」とは、「萌え絵師」のことで、美少女系の萌え絵を得意とする作家達の合同展だ。参加絵師は100名に上り、活躍の場はたとえばライトノベルの表紙や挿し絵など、その作品の売れ行きを左右するビジュアルを描くとか、そうした作家達が一同に会している。
 当然ながらオタク系の人たちの関心も高く、クリアファイルやタペストリーなどに転写された関連グッズや目録を買い求める客が大行列を成すくらいだ。お気に入りの絵師の複製版画やアクリルプリント類も数万円もするのだが申し込みが後をたたない。
 オタク相手の萌え絵とあなどるなかれ。ゴッホやピカソや歌麻呂の絵が、心を捉えるのに劣らない一枚絵の存在感がここにはある。最近はPCで描画する作家が主流だが(作品はインクジェットプリント)、筆と絵の具とイラストボードとアナログな画材で手描きされたものも少なくない。萌え絵といっても作家は男ばかりでははなく女性絵師も多い。一時期有名になった袋に萌えキャラを施したお米(萌え米)は女性作家によるもの。
 感嘆するのはいくらPCで描けるといっても、そこにあるのは手描き同様の緻密な構成と根気であり、拡大して描画できる利便性から細部までとことん描き込まれた作品が多い。またPCならではのレイヤーイフェクトなども効果的に駆使して、アナログの画材では相当に手間のかかる表現も実に見事に仕上げている。
 絵が巧ければ絵師になれるわけでもなく、こういうのも才能の上に練習と場数と資料の豊富さが必要だと感じる。和の着物からゴスロリまで、衣装の描画などは沢山描くことと正確な資料も必要だからだ。
 イメージを「らしく」見せるには、女の子の顔を可愛くかけるだけではダメで、背景や衣装、小道具が丁寧に描き込まれてはじめてキャラクターは命を得るのだ。全ての作品が力作でじっくりと見て回った。
 5月6日まで。
   

   
2014/4/19   写真展見学
 ペンタックスリコーの新製品お披露目会会場のすぐ隣は、東京都写真美術館。写真作品を中心に展示する美術館だ。閲覧予定は無かったが、イベントの受付を済ませると入口に展示中内容の大きなディスプレイがあり、「黒部と槍」の表題と共にモノクロの山岳写真が目に入った。槍と聞けば全身の血が滾るくらい私にとっては心の山。見ずにはおられよか。
 モノクロというのには訳があり、大正時代から昭和初期にかけて活躍された2名の登山家の作品展となっている。つまりはカラー写真が一般的ではない山岳写真の黎明期の山写真だ。山岳写真というよりは登山家が紀行文に添えるために撮っていたといえるだろう。黒部峡谷遡行のパイオニア・冠松次郎と槍沢小屋の開設者・穂苅三寿雄の両名だ。
 作品は全てモノクロプリントだ。撮られた時期が古いこともあって、カメラの性能も良くなかった時代によくぞこれだけの山岳写真を遺したものと感嘆する。そのいくつかは実際に私も目の当たりにした光景だが、今ではけっして見ることの出来ない写真、たとえば上高地大正池が出来る要因となった焼岳噴火の写真や、出来たばかりで満々と水をたたえた大正池と穂高連峰の姿などに出逢えて良かった。穂刈三寿雄の息子で山岳写真家としても著名な穂苅貞雄がのちに北アルプス南部では最大規模の槍ヶ岳山荘を槍ヶ岳の肩に造るのだが、それがまだ無い頃の槍ヶ岳の写真など興味深い。時を経ても山の姿には変わりがないという自然の悠久に感慨が深い。
 5月6日まで。
   

   
2014/4/19    後継機登場

新緑も綺麗な恵比寿ガーデンプレイス入口付近から

どことなく異国風。花も多くて洒落ています。

未だ陽も高いってか、午前11時前。
しかしここはエビス。
行くか行っちゃいますか
ビールとフォークがこの位置なのは
私が左利きだからです。

お披露目会会場はザ・ガーデンルーム

645Z。外観と中身のほとんどは現行645Dと同じ
 
 ペンタックスリコーの新製品「645Z」発表「体感&トークライブ」が開催され出かけた。参加は事前申し込み制で東京と大阪会場がある。午前の部と午後の2回あり、定員400名。東京は恵比寿ガーデンプレイス内の一角にあるザ・ガーデンルーム。恵比寿ガーデンプレイスなんて初めてで、こういう機会でも無ければご用の無い場所だったから楽しい。
 写真家によるトークはどうでもいいのだが、発売は6月と少し先なので、実物のハンドリングができるのはまたとない機会。リモコンを持参して、接続して使わせて貰った。体感的には良い感触なのだが少しでも花火撮りに近い形で実際に使ってみなければわからない。
 現行機の問題点は、
・レリーズレスポンスが悪い。リモコンを押してからじっさいに落ちるまでにタイムラグを感じる。またメディアへの書き込みも時間がかかっている模様。
・RAW設定の時の連続撮影枚数に限界がある。つまりバッファが脆弱。この手のカメラで野鳥や航空機を連写する痛いユーザーは居ないだろうけれど、連続撮影程度にも響く。だいたいスターマインで10コマを越えるとハングアップしてカメラは超沈黙状態になる。しばらく書き込み処理に専念するのかいっさいの操作を受け付けない状態になってしまう(電源オフのみ可能)。連続する撮影の中でこれに陥るとめげる。バッファは穴だった。カタログスペックでは13コマ撮れるはずだが、JPEGを一緒に記録しているとか私の場合負担が多いのか、ハングアップがもっと早く来る感じだ。だから最初は何が起きているかわからなかったぐらい。だから土浦やえびす講などの高速連射のスターマイン撮りにとても使えないのはレンズの画角の問題以上だった。予めショールームでチェックしたが借り出して花火撮りに使ったわけじゃないからなぁ。
 D800の打てば響く反応の良さと、どこまでも撮り続けられるかと思う強靱なバッファと処理速度には及ばないのだ。だから645Zでそこが改善されていれば大画素数と相まって無敵といえる。もともと基本性能というか画質はむろん撮影周りの機能は充実すぎるほどだから、あとはレスポンスとバッファだけが惜しいと思っていたのだ。
 さすがに不満が多かったのか、メーカーの説明員は一言目に「レスポンスですよね」とわかっていらっしゃる。自信たっぷりだ。しかし画像処理速度や書き込み速度など素子やソフト的改善点が多いようで、メカ的にはどうなのよ。と突っ込みたいのだがシャッターユニットなどは流用している感じなので、花火の実践投入してみないとなんとも言えない。こうしたイベントでは、たとえば設定をjpeg記録にしてしかもサイズを最小にすればワンカットのデータ容量は極小。いくらでもレスポンスが良くなったように装えるからだ。
 価格もセンサーの画素数増大で100万円を越えるかと思っていたら現行機がデビューした頃と大差なくて驚いた。ファインダーの見えが悪いのは相変わらずなことから、安く抑えるためか内部構造もそのままのようだ。つまり構造体やメカ的な部分はほとんど同じなのだろう。筐体や内部光学系をそのまま流用しているので開発費が抑えられたということか。背面のディスプレイをティルト式にしたことで操作ボタン類の位置と数が整理されている。それ以外はほとんど645Dと外観は変わらない。目立たないようにステレオマイクが内蔵され、動画も高い性能で可能にしていることを伺わせる。センサーがCCDからCMOSに変わったのも動画撮り機能を搭載したことによると思われる(動画機能とライブビューは新設)。
 センサーサイズは645Dとほとんど同じなので、レンズが生む画角もほぼそのままだ。広角系に弱いのはそのままか。なんでも新しい広角ズームが出るみたいだが早くも40万前後とお高い予想になっている。
 それでもとても手が届かないなぁ。今の645Dのローンも残っているし・・・。この価格、ようやく取り戻した車より高い(諸費用込み)ので車を買わなくても買えなかった(笑)。現行品は在庫無くなり次第 後継機に置き換えという位置づけかと思いきや、併売するというから面白い。花火撮りはバッファを要求するが、じっくりワンカットずつという風景とか静物などの撮影には現行の645Dが性能十分で、価格も実売で645Zより25万は安くなると思うのでお買い得かもしれない。
 30分ほどいじり倒し、作例などを見学した後、隣の東京都写真美術館を閲覧。そしてそしてここはエビスビールの本拠地ですからねぇ。この機会を見逃すわけにはいきません。ガーデンプレイス入口の「グラーノ・デリカテッセン・バル」にて美味しくいただきました。おつまみには生ハムを少々。
 
  
   
2014/4/6   もう・・堪忍してつかぁさい・・・
 舎人公園は足立区でも埼玉県南部に食い込んだ様な場所。すぐ隣は川口市。東京でも北部ということでからくも桜が延命した地だと花火開始前にアナウンスしていた。週末の雨と強風で都内の桜はほとんど花をたたき落とされもぎ取られたような形で散り急いでしまったが、ここの桜は半分以下になってはいたがかろうじて残っていた。
 今年から、担当煙火業者が変わった。夏の足立区の花火大会度と抱き合わせで入札となったらしい。だから夏も同じ業者だという。2.5号までしか使えない制限付きとはいえ、一昨年まで別の業者が同じ条件で少しでも単調にならないようにと、もう少しバリエーションに富んだ打上を工夫して見せてきただけに、もう少しなんとかならなかったのだろうか。第1幕・春。第2幕・きらめく夏。第3幕・燃ゆる秋。第4幕・春の創造。とテーマは設けてあり、季節感をたとえば燃ゆる秋では赤や黄色の花火、4幕では舎人公園らしく、千本桜の乱れ咲き、とかを打ち上げると、言ってはいるのだけれど、ならば言った通りのものを打ち上げてくれないかなー。やったことといえば最初の第1幕の間に登場した玉、星打ち、トラ類を続くパートでもボレロのように壮大に繰り返すばかり。出だしにちょっとそのテーマらしい玉を見せたあとはだいたい同じ。さすがに花火愛好家でなくても、普通に記憶力のある客なら数分前に見た同じ玉を何度も使われれば、いいかげん同じモノを何回も見せられているとわかるンじゃないかな。玉も打ち方も同じパターンを何度も何度も何度も何度も繰り返すというのはまいったなぁ。もう…堪忍してつかぁさい。この業者お得意の錦錦の乱れ打ちエンドかと思いきや、割物を使えないのか柳物だったのもちと淋しい。
 予報とまったく違って東からの強めの風で、向かって右方向にずいぶん流された恰好だ。昨年は荒天中止となったが、今夜は一昨年と同様に寒い晩だった。ダウンに使い捨てカイロと真冬の出で立ち。お会いした愛好家氏たちはさすがにそこら辺り用意がいい。来年も入札で同じ業者になるならこのイベントの観覧はもういいかなぁ。観覧記?ここは何度か書いたし、ここが凄かった、みたいな点がなければ書けるわけないじゃないですか(苦笑)。この6日分のタイトルにニヤリとしたあなたは漫画かアニメのファンです。
   

   
2014/3/29    聖地巡礼花火

マリンタワーとガルパンテント村


花火オタ的にいうと、四尺玉のモックアップの記念撮影
 
 茨城県大洗町は近年、アニメの聖地として注目を集め、全国からファンが訪れている。それが格好の町興しとして成功している場所のひとつだ。なかなか経済効果を狙っても作品の舞台となる場所が必ずしもファンから「聖地」と認められ、それで成功するわけではないから難しい。かくいう埼玉県内ではもっとも聖地として成功した町にたまたま住んでいる私としては、他の地域から新しいお客が訪れ、それで町が活性化するのは喜ばしいことだと素直に思う。
 大洗町が舞台の作品は「ガールズ&パンツァー(ファンの間ではガルパンと略されている。2012年10月〜12月、2013年3月放映済。全12話+総集編2話)」。戦車を使った武道“戦車道”が華道や茶道と 並んで大和撫子のたしなみとされている世界を舞台とした作品で(だから流派もその家元もある)、女子高生たちが戦車に乗って他校の戦車チームと対抗戦を繰り返す。という内容だ。戦車道を通じて少女たちが絆を深めていく姿を描いた物語。 対戦では戦車数台で1チームとなり、主砲を撃ち合うという派手さと、戦術戦略の面白さ、世界の往年の名戦車が勢揃いと萌え+ミリタリーという希有な組み合わせが受けた。作品としては近年けっこう人気を博したものではないかと思う。私は全話見たうえでよい出来だと評価しているが、ガルパンに関する限り聖地巡礼したりグッズを買い集めるほどのめり込んでいるわけじゃない。もとよりアニメ好きではあるけど、この会場にいらっしゃるようなオタの領域までとてもとても達していない。作品放映後は作品中のまだ初期の回や最終決戦で戦車が実際の大洗町の町中を疾走するエピソードから、その実在の背景を訪れるアニメファンが来町しはじめて以来急速に聖地化した。町の協力体制も十分で今後も末永く賑わいが続けばよいと思う。
 興味がある人はレンタル等々で鑑賞してみて欲しい。この作品から戦車を通して陸上自衛隊人気に発展したのだから何がどう当たるかわからない。
 町中をくまなく探索したわけではないが、巡礼MAPを手にした若者が闊歩している姿を車窓から確認できた。会場近くの駐車場には、痛い車、自転車、バイクが集結と、我が町の一部で起きていることと変わらない光景が楽しい。アニオタというとどうも世間の目が気になるが、大洗町の人の視線は温かいようだ。なにアニオタと花火オタにどう差があるというのか。
  
   
2014/3/22   その全てがここにある

 


 
 
 連休初日は墓参。中日は既に前売り入場券を買ってあったおタク系のイベントで東京ビッグサイトへ。これは過去に東京都の青少年健全育成条例改正をめぐり分裂開催となった「東京国際アニメフェア」と「アニメコンテンツエキスポ」が4年ぶりに再合流して開幕したもの。分裂中は、かたや東京ビッグサイト、かたや幕張メッセと開催地も開催日もバラバラだった。143の関連企業と自治体が参加し、名実ともに国内最大級のアニメイベントとして再開した。
 それにしても凄い大盛況。しかしファミリー層は少な目だ。ポケモンやコナン、ケロロといった純粋お子さま向け展示もあるもののおまけ程度の数。子供はマニアの親が見物するついでに来ているくらいで、客の殆どは大きなお友達。外国人も多数で、このために来日したのかよと驚く。もちろんスタッフも客もコスプレイヤーが多数。わざと時間差で開場1時間後くらいに現着したものの、入場待ちの大行列がまだ解消していなかった。館内に入るのに30分ほどかかる。
 久しぶりに歩いた歩いた。広大なビッグサイト東館全部を使ったイベント。ブースをくまなく縫って歩いて日頃の運動不足も多少は解消か。ゴミになるから配布物はほとんど受け取らず、グッズ類も一切買わずで入場料のみの見物だった。
 秋田の新作コレクションの日だけれど、昨年行ったし、費用も4万円ほどかかるから今期はパス。これだけでなく今後消費税アップに伴い、10回の観覧は7回になるとか自粛はやむをえないだろう。交通費、宿泊費が大部分を占める遠征費が値上がりし、さらに昨今は大会ごとに有料席、指定席の購入費用が半端ない。以前は見込んでいなかった費用だが、3000円の席が10箇所で3万とか足代以外にも花火行脚は以前に比べたらずいぶん金がかかる道楽になってしまったなぁ。
  
   
2014/3/9   席替え


 
 今日は我が住処の集合住宅全戸対象の「駐車場抽選会」の日だ。これは地域の一年で春先の最大のイベントといってもいい。早い話が車の「席替え」だ。年一度、抽選によって駐車場の位置の再割り当てが行われるのだ。
 誰でも自宅に少しでも近い位置に駐めたいわけだが、スペースに限りがある。旧い集合住宅だから、住んでいる棟にそれぞれ全世帯数の駐車場があるわけではない。駐車場の総数は車の所有世帯数に足りているが、位置は近いところも遠いところもある。それで抽選となっている。私が越してきた時には既にそうなっていた。もちろん車を所有している世帯だけの抽選会だから、私が車を手放している間は無縁だった。この間に駐車スペースは増設されてあぶれる車は無いのだが、自宅を出て直ぐの所に止めたいのは誰も同じ。
 私が参加していない6年のうちに、抽選は福引きのようなガラガラポンを使った方法になった。出てくる玉に番号が書いてあり、その番号が若い順1番から好きな駐車場所を選べるというもの。
 つまり引いた数が多いほど不利。二桁番号を引けばまず確実に好きな場所になるが、桁の多い番号だと、ひとつでも希望の位置が残るようにと祈るしかない。
 こうして位置決め順は早い時間帯に決まるが、その後の各自位置決めにはしだいに時間がかかる。希望の場所がどんどん無くなっていくため、後の人ほど、マップを前にしてどうしようかと悩んでいる時間が長くなるからだ。誰もがそして私も各自に配られる駐車場マップに、第1候補から第10候補くらいまで希望位置をマーキングして臨む。
 抽選会場となる集会所の外には大駐車場マップが張り出され、会場内で場所が決まるたびに区画には「済み」の斜線が引かれていく。場所が決定するたびに、これから位置決めをする順番待ちの行列からは、一喜一憂。歓声やため息がもれる。引いた数が多いと、どうせカスしか残らないからと、位置決めにやって来ない世帯もあり、そうすると先に進まないから呼び出しに行ったりして時間がかかる。「駐車場抽選会」は一日がかりのイベントなのだ。
 くじ運の悪い私は、思い通りの場所を引き当てたことは過去に一度しかない。で、今回はまずまずの番号だった。私の直後の人が一桁の2番を引き当て唖然とした。
 かくして大騒ぎの一日が終わるのは夕方。月末に新しい駐車場所に一斉に車を移動する大移動会を残している。
   
   
2014/3/2   GAS高いよ……._| ̄|○
 ETCやナビの取り付けも終わって、車もようやく使えるようになった。ETCだけはセットアップがあるからショップでやってもらった。
 いざガソリンを満たそうと思って初めてガソリンが高価なことに驚く。車が無いときは灯油だけは買いに行ってもガソリン価格など気にも留めなかった。自宅付近だとセルフでもレギュラーが150円前後(プラマイ1円)。安売りスタンドをネットで探すも、数円違いなぞなんだかそこに往復するだけで無駄にガスを使うことになりそう。だいたい10円単位で安くなければおトクな気もしない。仕方なくとりあえず20リッターだけ入れたがメーター振りきるまでまだ遠い。しばらく乗らないうちにとんでもない燃料価格になったものだなぁ。前の車はハイオク仕様だったけど今のレギュラーがほとんどその頃のハイオク価格やん。もちろん灯油も高くて、私が現在の場所に越して来たときは、ポリタン一つで500円でお釣りが来たのに(ってぇ何年前?ああ?)。
 「満タンね」。かつて普通に言えていた注文が今は勇気出しても無理。セルフのタッチパネルで満タンのボタンを押せない。灯油価格が上がり続けたようにもうリッター110円や120円の時代は来ないのだろうな。
   
   
2014/2/22   復活の日
 もともと全ての観覧がマイカー利用だったわけじゃないが、2008年始めに車を失って以来、車で行っていた花火大会はご無沙汰になってしまった。取り戻したかったのだけど、「車どころじゃねェ」という経済的諸般の事情がそれを許さなかった。2011年の震災以降、ますます車は遠ざかった。
 自家用車のもろもろ維持費を考えたらレンタカーなんか年に50回は借りられるからその方が断然おトクなのだけれど、近場のレンタカー屋は年末年始とかきっちり休みだし、24時間じゃないから夜遅くに帰宅する花火撮影に使うにはなにかと不便で一日分余計に費用がかかる。
 それまで金も無いのにそんなことをしても無駄無駄無駄ぁーっと思っていたが、年明けに何かに突き動かされるように中古車をネット検索。検索条件は車種より、年式より、色より、車検残が在るかどうかより何より低価格優先(笑)。とにかく走って曲がって止まれば何でもいいとさえ……。価格上限をぎりぎり低くして、それでも禁煙だの修復歴無しだの条件を積むと300台が50台になり、3台になる。ようするに選択の余地が無いのだがそうしてふるいにかかった車はちょっと気に入った。
 高い買い物じゃなくても私は、この目で見て、触ってみなけりゃ気が済まない。電車と徒歩で県内の候補車を置いている某中古車屋へアポ無しの飛び込み客。土日だというのにお客は全然居ない。それもそのはずで今はネットの時代というのを思い知るのだ。
 第1候補の車はそこに在ったが、その日の朝「新着」で入荷した第2候補の車はそれについて店員に話を聞いているさなかに電話1本で「買い」が入ってまさに目の前でさらわれてしまった。店がまだネット用の外観写真も撮ってない車だった。買う気満々で話をしていればこっちが先だったのだけど……。ひととおり車を見てまわって一周するとその車は「商談中」扱いに(爆)。聞けば買わないにしても候補車はそうやっていくつか「唾付けとく」感じで仮確保するのが珍しくないらしい(果たして後日これは結局お買いあげにならなかった模様)。
 こういうのは私とそのモノに「ご縁がなかった」ということなのだ。で、第一候補にしてもナンバーが付いていないので公道を試乗することができなかった。それで私はその車との間に縁があるかどうかを試すために即決せずに保留した。縁がなければ再び店に訪れるまでに売れてしまうだろう。
 これまでの人生経験の中で私は人もモノも「縁(えにし)」で結ばれていると強く感じている。花火と私の間に思いもよらない縁が在ったのは今でも不思議だ。人と人はもちろんだが、モノにも感じるのだ。ご縁が無ければ人やモノと関わり合いになることも、手元に置くことも叶わないと思っている。無理矢理引き寄せても、ほどなく手を離れていくのだ。
 後日今度はレンタカーを転がしてやはりアポ無しで同じ店に行くと果たして第一候補は売れずにあったのでこれもご縁かと。しかし車を買うなど十数年ぶりだ。この間に色々と税制度なども変わったこともあって店員に教えてもらってありがたかった。
 走れないけど運転席に座ることはできる。色々な車種のレンタカーを借りて思ったけど、どう調整しても絶対に運転ポジションが身体に合わない車って在る。それだけはチェックした。しかし座ったとたんしっくり来た。店員がエンジンを掛けると車種は違うけど失ったスバル車が身内によみがえった。
 格安の代償はそれなりだから、ナビ無し、オーディオ無し、ETC無し、と便利要素は皆無。私は運転中に音楽は聴かないし、高価なナビなんか買えない時代が長かったから無くても全然平気。スマートフォンがあれば、アプリを入れれば現在地や音声ガイドもしてくれる時代らしい。保険やらも金がかかる。カー用品も前の車を廃車した時にほとんど処分してしまったから、洗剤一つもなくて一から揃えるのもまた楽しみだ。納車が大雪の後になったのは僥倖か。本体を手に入れるので精一杯で、スタッドレスとかチェーンまで今期は行き届かない。
 いやいやそれよりも、4月からの消費税アップ、当面の最終10パーセント。諸物価高騰、生活費圧迫の今後、なんという無謀か。今度は車の破損でなく経済的に維持不能でいつまた車を手放すことになるやもしれないし(笑)。
   

   
2014/2/15   PC修復

問題の電源ユニット。SAMSUN製。
これと中国製の2種類のいずれかが搭載される。 

お腹を開けて作業中。下がマザボ、CPU、メモリ、
増設カード類。上が電源、各種ドライブ。

組み込みが終わった完了状態。
 
 いまでは旧タイプMacも各種パーツのバラ売りがあるのでありがたい。で結局自家修復にしたわけだけど、取り寄せたこのタイプの電源ユニットが歴代PPCMacの中で一番高価だ(中古市場価格)。………orz
 このG4Macに関する限り、故障による買い換えだけで4回(いずれも中古品とはいえ最初は30万円以上した)。それから各種ボードの増設、HDD交換、光学ドライブ交換・増設、メインスイッチユニット交換、内蔵電池交換、無線LANカード交換、メモリ増設、ファンユニット交換等々、マザボとCPU交換以外(つまりそこはめったに壊れない)あらゆる整備を経験済みだ。電源ユニットは作業は難しくないが、いちばん奥底にあるため、電源にアクセスするまでの取り外し取付けがやっかいだ。外すケーブルやコネクタも多くややこしい。ドライブに行っている電源コードだけで6組、マザボに1組。これまでさんざんトラブルを経験済みだから工具類も揃っている。Appleは筐体の各所に特殊なネジを使用しているので専用のドライバーが必要。
 30分程で交換作業終了。手間より床に置いてやったから這いつくばっての作業に筋肉痛になる。このMacは今ではそれほど速くないが、使い慣れているので捨てがたい。パーツ交換で延命してまたひと働きしてもらおうか。仮に捨てるといってもPCはデスクでもノートでも容易にしかも無料では処分できない時代だ。
 2月14日のバレンタインデーはまたも大雪だが、積雪より降っている間と翌日の強風の方が難だった。春先でもこんな強風にならないぞというくらい。雪が窓に当たる音がうるさい、雨が窓に叩きつける音がうるさい。翌15日は風がうなりをあげて一日中吹き荒れ、窓を圧して室内に侵入するからいくら暖房しても温度が上がらない寒い一日だった。積雪は8日より多くて、ベランダに置いてある灯油のポリタンが埋もれるほどだった。
  
   
2014/2/8   PCまたも……と雪の日

降りましたなぁ

 

 
 
 昨夏トラぶったPCその1が、ちょ……、待て、突然死かよ。と。まぁPCに関しては何度も何度も経験しているから驚きはしないけど、本当にいきなりだ。今回は危なそうな予兆も無かったから、電源を入れてしばらくして何もモニタに出てこないので初めて気が付いた。静かなお亡くなりだ。今回は電源部死亡とみた。電源ユニット全取り替えだな……。同タイプを4回は買っているがとにかくこの機種は電源部が脆弱だなぁ。過去には一度もCPUやマザボが逝ったことはなく、必ずHDDか電源だった。
 さて中古で買い換えるか、旧型専門の修理屋に出すか、見捨てるか。金もかけられない状況なので思案中。幸いにメインPCはその2のIntel Mac(速度がダンチ)に移行しているし、本体が逝った場合に備えてソフト以外は全て外部HDDに保管しているので問題ない。
 しかしIntel CPUに対応していません。Intel CPUにしか対応していません。この二つでどれほどの新旧のソフトが使用不能になったことか。私のPCの歴史はハードもソフトも絶え間ない買い換えの歴史だ。金をつぎ込む終わりがない。ユーザーとしては安定したOSとCPUで変えることなく仕事をしたいということなのだがな。
 メインで使うソフト最新版はとうとうクラウド化した。パッケージは売り渡さない、月々使用料を払えというシステムになり、何年に一度かのアップグレードでの稼ぎから切れ目無く入金されるシステムに変えたわけだ。
 2月第2週の週末は予報通り大雪だった。こちらは自宅で確定申告の準備とか、PCの切り離しとか屋内作業ばかりだったが、バイトに出かけた息子は鉄道関係の大雪死亡状態で、1時間で帰れるところを8時間近くかけて午前様の帰宅。本当に首都圏の交通は脆弱。JRは直ぐに運転を止めてしまうし、除雪車両もないから完全麻痺状態。
 夜半に雪が止んでからは気温が上がって、午前7時頃にはもうだいぶ溶けていた。その後は陽射しに溢れて除雪が必要な箇所はほとんど元通りになった。
  
   
2014/1/24   試し買い

パッケージ

本体側も差し込み式

サイズとしてはこんなもの(左利きです)
 
 写真関係のニュースサイトを見ているとリモコンの新製品が出ていたので試しに買ってみた。
 リモコンは花火撮影ではカメラと三脚にならぶ最も重要な道具といえるがとにかく消耗品だ。銀塩のケーブルレリーズもそうだけどもう少し持ちがいいんだがなぁ。しかも壊れたとしても単価も安い。デジタルカメラのリモコンは高い上に作りがヤワだ。ワンシーズン持たないものさえある。いや破壊している。
 だから少しでも良い物を数多くと考えている。リモコンのデストロイヤーとしては、一番の関心は耐久性。しかもボタンの物理的なそれもそうだけど、問題は電気接点とかそういう部分もだ。プッシュボタンとスライドして固定させる構造がまず壊れる。そして中の電気接点がどうにかなって使えなくなるのだ(反応無し、とか勝手に連写とか)。カールコードのボヨヨンの反発力で本体側のジャックからすっこ抜けてしまうのではないかと不安要素はある。カメラ側のコネクタはNikonの場合、差し込んでネジ止めになっているから抜けないけど、リモコン本体側はイヤホンとかのRCAプラグがただ刺さっているだけだかんなぁ。セパレートになっているなら壊れやすいリモコン本体だけ別売りしてくれればよいのだがな。コードもコード内部の断線とかコネクタ部での断線も考えられるが頻度は少ない。
 本体もボタンもサイズ的には少し大きくて握りやすい。お値段は量販店で1,700円弱(各社カメラ用あり)。しばらく試して買い増すかどうか検討。